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福岡市の中古マンション価格相場は?マンションや一戸建てを選ぶポイントとは?

この記事をご覧になっている皆様の中には「そろそろ賃貸住宅ではなく、持ち家が欲しい」と考える方もおられるのではないでしょうか。その中でも、「マンションと一戸建てどちらがいいのかな」と入り口の段階で迷っている方もいるかもしれません。

 とくに中古マンションは価格帯も豊富ですし、購入を考えたことがある人も読んでおられるかもしれませんね。この記事では、福岡市の中古マンションの価格相場や価格の推移などを紹介していきます。マンションと一戸建ての特徴なども解説するので、これからの住まいを検討するのに役立てられたらいいなと願っています。

近年の福岡市の中古マンションの動向

 福岡市の人口は九州の中でナンバーワン。政令指定都市であり、東区、博多区、中央区、南区、城南区、早良区、西区の7つの行政区があります。

 そんな福岡市の中古マンション市場は、全体的に上昇傾向にあります。これは、天神ビッグバンをはじめとする再開発が盛んで人口が右肩上がりであることも理由の一つと考えられます。福岡市の中でも特に価格の上昇率が大きいのは中央区、城南区あたりのようです。また、福岡県全体でも、過去3年間で約9.11%価格が上昇している状況です。

出典:住まいインデックス

近年の福岡市の中古マンションの相場

マンション相場

 福岡市の中古マンションの価格相場は、地域や物件の条件によって大きく異なります。一番高いのはやはり商業施設が多く再開発も盛んな中央区で、4,599万円です。

 実は福岡市では新築住宅が人気であるという事情があり、新築マンションが増えています。中古マンションの価格は新築マンションの価格に影響されることから、新築マンションが高騰している現在、中古マンション相場も高騰しているという状況です。

 一般的には、駅からの距離などの立地や築年数、間取り、専有面積などが価格に影響するポイントです。

福岡市の中古マンション価格相場トップ5(行政区別)

中央区:4,599万円

早良区:4,292万円

城南区:3,699万円

博多区:3,518万円

西区:3,341万円

築10年の場合の面積別の価格相場は、

40m²で1,868万円程度、

60m²で2,846万円程度、

70m²で3,337万円程度、

100m²で4,810万円程度、

120m²で5,793万円程度が目安です.

出典:住まいインデックス

今後の福岡市の中古マンションの価格動向は?

価格は上昇傾向

 福岡市の中古マンション市場は、既出のように新築マンション価格の高騰の影響を受けていることから、全体的に価格が上昇傾向にあります。特に、人気の商業エリアを擁する福岡市中央区や交通拠点が多い博多区などの都心部では、過去10年の間に大きな価格の上昇が見られています。人口の増加が著しいことや移住者の増加も需要を押し上げる要因となっており、将来的な地価上昇の期待から中古マンションの価格も上昇傾向にあり、今後もこの傾向が続くと予想されています。

マンションと一戸建て、メリットとデメリット

 ここまで、福岡市の中古マンションの相場や価格の動向についてみてきました。その中で、一戸建てと比較したらどうなんだろう、と思った方もいるでしょう。

マンションと戸建て住宅のどちらが良いか、新築か中古かという選択には「正解」はありません。

 ただし、中古マンションや中古戸建てには、それぞれメリットとデメリットがありますので、ここからは中古マンションと一戸建てを比較していきます。

中古マンションのメリット

利便性

 マンションは便利な場所に多くあります。

また、駅近の新築マンションは価格が非常に高額になりがちですが、中古マンションであれば、同じ立地でも比較的手頃な価格で購入できる点が大きなメリットです。

安全性・防犯性が高い

マンションの場合、オートロックが多いので侵入されにくい点で安心です。管理人が常駐しているマンションでは防犯面がより強化されています。

管理が楽

 マンションでは、共用部分や植栽の管理を自分で行う必要がなく、ゴミ出しも24時間可能なところが多いです。

選べる価格の幅が広い

 中古マンションは、中古戸建て住宅と比較して価格の幅が広い点が特徴です。

実際、築40年や50年を経たマンションも非常に手頃な価格で取引されることがあります。

中古マンションのデメリット

間取りや内装の制限がある

 マンションは共有財産の部分もありますので、リフォームが必要な場合、間取りや内装に制約があることがあります。

管理費や修繕積立金がかかる

 月々の費用として管理費や修繕積立金、駐車場代などが発生します。

そのため、住宅ローン以外に毎月数万円のランニングコストがかかることを想定しておかなくてはなりません。

築年数が古くなるほどこれらの費用が高額になる傾向があります。

大規模修繕の費用

 大規模修繕の時期や内容によっては、追加費用が発生する可能性があります。その場合、予定外のまとまった出費になることがあるので注意が必要です。

床面積が狭い

 マンションの床面積は戸建てよりも狭い事が多いです。

プライバシー性が低い

 集合住宅なので騒音や足音などの発生が気になる場合があり、プライバシー性については、マンションの方が低いといえます。

また、中古マンションでは二重床や二重天井になっていない物件が多いこともデメリットとなります。

固定資産税が比較的高い

 マンションには、毎年固定資産税と都市計画税がかかります。マンションの固定資産税は、区分所有建物面積も含まれるため一戸建てより高くなるのです。

一戸建てのメリット

戸建て住宅メリット

専有面積が広い

 マンションと違い比較的広い敷地面積と、部屋数の多い物件を選ぶことができます。

庭などを楽しむことも可能です。

土地の価値が残る

 マンションと違って土地の価値が残るため、20年以上が経過してもその分は担保されますので、資産価値が比較的安定しています。

リフォームや増築がしやすい

間取りや内装の変更、増築などがマンションと比較して自由に行えます。

管理費などのランニングコストがかからない

 マンションと違って、管理費や修繕積立金などの強制的なランニングコストがかからないのはメリットだといえるでしょう。

プライバシー性が高い

 集合住宅であるマンションよりと比べて、足音や騒音の心配が減るのはメリットといえるでしょう。

固定資産税が比較的安い

 マンションよりも固定資産税が安くなります。一戸建ては土地が課税の対象になりますが、建物については一戸建てのほうが減価償却が早い分有利というわけです。土地に対して特例が適用されることがあります。

一戸建てのデメリット

価格が高い

 土地の価格も含まれるため、一般的に中古マンションよりも高額になります。

光熱費が高い

 マンションと違って専有面積が広いため、光熱費が高くなる傾向があります。

管理の手間

 庭の手入れや外壁のメンテナンスなど、管理の手間がかかります。

また、管理費や修繕積立金などの費用はかかりませんが、メンテナンスにかかる費用は自己負担です。

立地条件

 マンションと比較して、都心部や駅近の物件は少ない傾向があります。

出典:ウィローズ

出典:suumo

マンションと一戸建て、どちらを選ぶか

戸建てとマンションメリット

 マンションと一戸建て、どちらにするかを選ぶコツは、まず現状と将来理想とするライフスタイルの二つを明確にしておくことです。どのような暮らしをしたいか?家族構成は?どのような仕事をしているか?家ではどのように過ごしているか?といったイメージを固めましょう。

 また、現在の生活の中で不便に感じている点を洗い出してみるのも選択に役立ちますのでおすすめです。

以上となります。

この記事が、皆さまのお役に立てれば幸いです。

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