高断熱住宅の家づくり

室内と室外との熱交換量を少なくして、夏は涼しく、冬は暖かい住まい環境の作り方をご紹介します。

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高断熱で、いつでも適温。

Create a livable house.

The merit of a highly-insulated house.

高断熱住宅のメリット

●断熱等級とは?

断熱性の高さを表す「断熱等級」というものがあります。等級は1~7の7段階あり、数字が大きいほど断熱性が高いことを示します。それぞれ等級を満たすには、断熱材や開口部などの建材を選ぶ必要があります。断熱等級は「UA値」と「ηAC値」という2つの数値で決定されます。この2つの数値はどちらも住宅の外皮性能を構成する指標です。さらに、気候ごとに分けられた「地域区分」によって達成すべきUA値とηAC値の基準値が異なります。

●1年中快適に過ごせる

断熱性能の低い住宅は床や壁、窓などが冷えることで室温に比べて体感温度が大幅に低くなりがちですが、高断熱住宅は室温と体感温度が近く一年中快適に過ごすことができます。

●冷暖房費を節約できる

外気の影響を受けにくく、冷暖房を少なくしても比較的快適に過ごすことができます。冷暖房の使用量を抑えることができ、暖かさや涼しさを長く維持、光熱費を削減できます。

●ヒートショックを減らせる

ヒートショックとは、温度差の大きいところへ移動すると、身体が急激な温度の変化に晒されて血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象のことです。浴室やトイレで起こりやすいです。

めまいを起こすだけでなく、失神、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気を引き起こすリスクがあります。高断熱住宅は、住宅全体を一定の温度に保つため、ヒートショックのリスクである屋内の温度差を減らすことができるのです。

Comfortable sapce with windows.

断熱性の高い「窓」で快適な空間へ

●断熱材(高性能グラスウール)を採用

断熱材の性能は「どのくらい熱を通しにくいか」で決まります。これを表すのが「熱伝導率[W/m・K]」という指標です。熱伝導率は「厚さ1m・面積1㎡の断熱材の表裏に1℃の温度差があるとき、1秒間にどのくらいの熱量が移動するか」を示した数字です。つまり、「熱伝導率の数字が低い=熱を伝えにくい=断熱性能が高い」ということになります。

<高性能グラスウール>

通常のグラスウールよりも細く、繊維径4~5マイクロメートルで製造されています。繊維径を細くすると繊維本数は約4倍に、そして空気室の大きさが約4分の1になるため、より動きにくい空気室の構成が可能となり、さらに高い断熱性能を発揮することができます。

●サッシの樹脂化とガラスの複層化

住まいの中で、熱の出入りが一番大きいのは窓やドアなどの開口部です。窓の断熱性を高めると、住まいの快適性がグンと大きく改善されます。窓は外壁の約10倍も熱を通しやすくなっているため、窓の面積が多いと断熱性能は不利になります。夏の暑さや冬の寒さを和らげるためにも窓の断熱は必要です。また、断熱性能が低い窓枠の多くはアルミ製です。このアルミによって結露が発生する大きな要因といわれています。

●樹脂フレームサッシ

近年のリフォームや新築では「樹脂サッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」が主流になりつつあります。アルミに比べ1/1000しか熱を伝えない街脂。枠や障子全体が樹脂のサッシやアルミと樹脂を複合構造したサッシは、外の熱を通り断熱性を高めることができます。

●複層ガラス

「複層ガラス」はその名の通り、複数のガラスから構成され、ガラスとガラスの間に空間(中空層)をもたせたガラスのことです。スペーサーと呼ばれる乾燥剤入りの金属部材をガラスとガラスの間に挟み込んで、その間に乾燥空気を封入してあります。

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